蕁麻疹(じんましん)には急性蕁麻疹と慢性蕁麻疹があります。
急性蕁麻疹とは急に出現した蕁麻疹のことです。抗ヒスタミン薬を内服すると数日から1-2週間でじんましんがでなくなります。
4~5人に1人は人生に1回は経験するといわれております。原因の多くは不明であり、70%が原因不明とされています。風邪をひいた後や、肉体的・精神的ストレスが加わったときに発症することもあります。そのほかに薬剤性や食べ物などのアレルギー性の蕁麻疹もありますが、頻度としてはおおよそ5%程度とされております。
慢性蕁麻疹とは蕁麻疹が6週間以上継続するものをいいます。この中で最も多いのが慢性特発性蕁麻疹です。慢性特発性蕁麻疹は治療に2-6年かかるとされています。抗ヒスタミン薬でコントロール不良の場合はゾレア®︎が適応となります。当院では蕁麻疹の内服治療からゾレア®︎皮下注射まで重症の蕁麻疹にも対応できます。ご相談ください。